おんがくあれこれあらかると

音楽に関する長いつぶやき

最近の星野源の動きを考えてみる。

ここに来て星野源本人、そしてチームの動きのスピード感がすごい。

 

最近の星野源の動き

 星野源のインスタに突如投稿された1つの弾き語り音源。

"うちで踊ろう"

 

これが一連の流れの発端と言えるだろう。

 

ここではYouTube版を載せておく。

 

www.youtube.com

 

動画と共に楽器の伴奏やコーラス、ダンスなどを重ねてほしいとの旨が記してあった。

投稿されたのは1週間前。そこから怒涛の勢いで星野源の音楽が画面上に溢れ出している。

 

4/3 "うちで踊ろう" Twitterにアップロード

4/5 "うちで踊ろう" YouTubeにもアップロード

4/6 Family Song   @さいたまスーパーアリーナ(2017) 公開

4/7 Friend Ship  @大阪城ホール(2016)

    "うちで踊ろう" TikTokにもアップロード

4/8 未来     @横浜アリーナ(2014)

4/9 夢の外へ   @さいたまスーパーアリーナ(2017)

4/10  Crazy Crazy    @大阪城ホール(2016)

4/11  恋                   @東京ドーム(2019)

4/12  アイデア   @東京ドーム(2019)

 

ライブ映像だけでもこの1週間毎日更新していた。

こちら側が情報に追いつけないほど活発で、生き生きとしている星野源の姿が見られた。

 

 

この動きへの反応

"うちで踊ろう"はこのご時世ということもあり、投稿直後から反響が大きかった印象がある。

タイムラインを見る限り、プロアマ問わず大勢の人がセッションを楽しんでいるようだった。音楽だけでなく、ダンスやイラスト、人の動きと重ねている人も見受けられた。

 

また、事務所やレーベルの垣根も越えて、星野源自身が他アーティストの投稿をシェアしている。

私が好きなアーティストでは、藤原さくら、こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)、しばたありぼぼ(同)、ひろせひろせ(フレンズ)、三浦太郎(同)、Ovallなどが挙げられる。

 

私もやろうと思ったが、ギターのコードを取得する段階で苦戦し、あえなく終了した😑

 

この波は現在(2020/4/9時点)でもますます広がっている。

 

 

そして、ライブ映像。

YouTubeのコメント欄は星野源への感謝の言葉でいっぱいだ。

外出ができない、人と会えないという苦しい状況の中で、星野源が歌い、弾き、踊る姿を見て、ふと笑顔になった人は多いのではないか。

 

 

POP VIRUSがまた、広がっていく

身動きが取れない中で何かしようと

楽しませたいと

自分も楽しみたいと

そう思って彼は "うちで踊ろう" を作ったのだろう。

私も初めてこのプロジェクト?を知ったとき、とてもワクワクした。

 

キーが変わったりテンポが変わったり、楽器が変わったり、アレンジが変わったり...

少しの変化で曲がまるで違うものに聴こえたのは面白かった。

 

この広がり方は "POP VIRUS" を彷彿させる。

星野源自身が「おもしろい音楽」を作り出し、いろんな人と共有して、それが広がっていく。(詳しくは下の記事参照↓)

 

星野源が『ANN』で語った、新作『POP VIRUS』に込められたJ-POP愛 (2018/10/26) 邦楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

 

ポップ・ウイルスというものが現実味を帯びた感じがした。

 

日本と同様かまたはそれ以上の悲惨な状況となっている海外への発信も忘れない。

実際に海外の人がセッションしている動画もある。

星野源は日本だけのアーティストではないのだ。

 

また弾き語り動画も含めて、配信された曲も意味があって外に出されている気がする。

歌詞に何らかのメッセージがあると思った。

私はそれぞれの曲のキーワードはこれらだと思う。

 

"うちで踊ろう" 生きて

「Family Song」  幸せが1日でも多く側にありますように

「Friend Ship」 いつか、いつの日か

「未来」    今日も生まれる未来

「夢の外へ」  夢を外へ

「恋」     "恋ダンス"

「アイデア」  つづく日々を奏でる人へ すべて越えて届け

 

星野源は素敵な明日が来るのを誰よりも信じているのだと思う。

だからこそ、今は、それぞれの場所でつながって、悲観せずに楽しく、 

生きて 待っていようと伝えているのではないか。

 

そして、「アイデア」のサビ部分が星野源の思いであるように感じる。

"塞ぐ影"のアイデアが"うちで踊ろう"の動画であり、

この状況を打開すべく、家で耐えていたり、働いていたり、"つづく日々"を必死に守っている人に向けて音楽を届けたい。

そういう風なメッセージを少なくとも私は受け取った。

 

つらい時だからこそ彼の優しさや思いやりが染みる。

 

 

こうやってイベント自粛が続いていても

 

星野源は音楽を止めずに灯し続けてくれている。

 

そうやって紡いできてくれた音楽をこれからも聴いていきたいと強く思った。